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樫原湿原 [環境保護地域・湿原地帯]

ちょっと、佐賀県の「樫原湿原」へ寄ってみました。まだ、時期的には早いのですが、下見のつもりで…。
ここは、佐賀県の七山村にある湿原地帯で「佐賀県自然環境保護地域」にも指定されています。
北部九州では、規模的にも大きい湿原で、珍しい植物や生物を観察することもできます。
以前、ここへは”サギソウ”を見たくて訪れました。サギソウは、シラサギが翼を広げた様に似ていることから名前が付いたそうです。
全国的に見ても自生するサギソウは珍しく絶滅危惧種だそうで、8月ごろから見ることができます。
サギソウの花言葉は「夢でもあなたを想う」だそうです^^。一度見ると、本当に素敵なお花です。
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以前は、湿原の傍に狭い駐車場があったのですが、
現在は、障害者専用の駐車場になって、
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 新たに、広い駐車場ができていました。
 
この背景には、ここ数年の間に”野草盗掘問題”が発生しているそうで、「マツラン」が、盗掘され、ほぼ絶滅したと言われてます。他県でも絶滅が懸念されている種だそうです。
絶滅したと思われていたそうですが、ここ数年、数本ほど自生しているのが確認されたそうです^^。市民のボランティア団体「守る会」の方々が、巡回をして見守っているそうですが、それでも、相次ぐ盗掘が起きているそうです。
また、最近は、モラルの無いカメラマンが多くなり、湿原帯へ入り込み、草花を踏み付けたり、撮影に邪魔な、植物を抜いたりする方々が増えているそうです。
この話を、聞いて、ビックリと怒りを感じました。守る会の方々が、一生懸命、見守っている湿原を荒らすなんてとんでもないことですね。常識の無い方々が、増えている世の中になってきていますね。(^。^;)フウ。
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駐車場には、バイオトイレも新設されてました^^。
以前は、トイレが無かったので困ってました。
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バイオトイレの説明版が・・・うんうん、すごい。
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駐車場から湿原までは、数分で着きます。
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この日は、こんな空模様でした^^。
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樫原湿原です。
この時期は、緑が綺麗ですね。
この右側に、木造とプレハブが建ててあり、
木造側の壁には、自生する植物や生物の写真が、
貼ってありますので、見るのもいいですよ。
 
17時までは、ボランティアの方々が居るので、
初めての方は、湿原の中を案内してもらうのがおススメです。
私も、何度目かに訪れた時、ボランティアの方に、
湿原の観察の仕方を教わり、今まで損?をしていました。
 
遊歩道をただ単に歩いて見て回ると、植物などは目に入ってくるのですが、
トンボなどは、見逃してしまいます。
湿原に生殖するトンボは、ほんと!小さく、腰を下ろして、
目を凝らして見ないと、見つかりません。
 
私も、ボランティアの方に、教わってから、
こんなにトンボがいたんだぁー!っと思ってしまいました。
目を凝らしてみると、たくさんのトンボを見ることができました。
普通に歩いてると、絶対に見逃してしまいます。
ハッチョウトンボ(雄=2cm)など、赤色のトンボは、
見つけやすいのですが、目立たない色のトンボは、
座り込んで、目を凝らさないと、見つけることができません。
 
この日も、みなさん植物ばかり目が向いてて、
湿原に生殖しているトンボを見逃していました。
植物を楽しむのもいいのですが、生物も見て欲しいですね。
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湿原の入口です。
左側に、注意の看板があります。
この付近では”マムシ”や”スズメバチ”がでますので、ご注意下さい!。
と書いてあります。
 
スズメバチには、何度か見たけど、マムシは、まだ、見たことがありません。
 
この時期は、まだ、訪れるのが早いので、植物も少ないです。
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コオニユリです。
コオニユリとオニユリは、見分けが付かないほど似ているそうです。
キアゲハ蝶やモンキアゲハ蝶が群がっている時がありますね^^。
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ユウスゲです。
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ネジバナ?かな(・_・")?。
以前、阿蘇のヒゴタイを見に行った時に、
教えてもらった、お花に似ていたので・・・。
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モノサシトンボのオス(湿地の生物)です。だと思いますヽ(^o^)丿。
私も目はいい方なのですが、見逃してしまうほど小さいです。
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遊歩道から、だいたい1mの場所に居たり、
直ぐ傍の茂みにいたりしますので、しゃがんで目を凝らして見つけてください。
こんなトンボが棲んでいるとは?とびっくりしますよ。
夏休みなの時期なので、子供を連れて観察へ訪れるのもいいですね。
 
これが、本当に小さなトンボで、中々、ピントが合わなくて撮るのが大変です。
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モノサシトンボのメス (湿地の生物)
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ベニイトトンボ(湿地の生物)
湿原には、全国的に数が減っている珍しいトンボも生殖しています。
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ハッチョウトンボのオス(湿地の生物)
ハッチョウトンボは、日本一小さなトンボで知られていますね^^。
体が赤いので、結構、見つけやすいです。
大きさは、20mmと小さく、これも、中々、綺麗に撮ることができません。
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ハッチョウトンボのメス(湿地の生物)
体の色からだと、こちらがオスと思ってしまいます。
湿原には、たくさんの珍しい貴重な生物(絶滅危惧)が、
生殖していますので、大切に残って欲しいですね。
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帰りに、ニホンアカガエルに出会いました。
カエルは、まだかわいらしいのですが・・・。
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トカゲには、ちょっとビックリ!しました。
トカゲは、動きが早くすばしっこく、突然現れるので・・・。
 
まだ、サギソウは咲いてませんでした。
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樫原湿原からの帰りにある”観音の滝”です。
今日は、滝つぼまでは下りなく、観音大橋からの眺めです。
ここからが一番おススメです。

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