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分寺橋(市指定有形文化財) [橋・石橋など]

大分県宇佐市院内町は、日本一を誇る石橋のまちで、その数は74基だそうで、その中でも私が一番のお気に入りの橋は、この”分寺橋”です。
私の大好きな長崎の”めがね橋”と同様に、水面に写りこむ姿はそれは美しい3連アーチの橋で、市指定有形文化財に指定されています。
大正初期に架設されましたが、昭和20年に戦時中の必要性から大改修がされた、3連のめがね橋です。
夜間は照明され、昼間とは違った、神秘的な美しい姿を眺めることができると聞いてましたが、明日の天候と三脚を忘れた為、帰ることにしました。計画では、明日も晴れ、今日は、院内で車内泊をして石橋のライトアップされる姿を撮る予定でした。
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奥に見えるのが”分寺橋”(市指定有形文化財)です。
今回は、ここから写真を撮ってきました。
 
昔、一度だけ分寺橋を見に訪れたことがありますが、
こんな公園?は、当時は無かったような?
 
この公園の様な広場には、駐車所と分寺橋の説明案内がありました。
 
この位置からだと、分寺橋が正面に望め、
水面に写りこむ姿は美しいです。
 
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水面に写りこむ美しい3連石造アーチの分寺橋です。
分寺橋(市指定有形文化財)
・形式:3連石造アーチ
・橋長:46.0m
・橋幅:3.85m
・橋高:7.25m
・完成:昭和20年(1945年)
 
ただ、残念なことに、手前の木々に石垣が邪魔で、
3連石造アーチの全貌が望むことができません。
  
石橋の傍からだと、斜めから望むことになるので、
これもまた、水面に写りこむ美しい姿を撮ることができません。
 
その辺は、もう少し工夫してどうにかならなかったのでしょうか?
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少し位置を変えて撮って見ました。
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恵良川のススキが夕日に染まり綺麗だったので撮って見ました。
が、空に電線が入ってしまいました。
実際は、夕日に照らされて綺麗でした。
 
もう少しどうにか上手く撮れないかと考え、
川辺に下りて奥の川に入って撮ろうと思いましたが、
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今回は、なんの準備をしてこなかったので諦めました。
それに、水が冷たさそうだったのもあって。
 
一通り写真を撮って、HP用に公園内を・・・。
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この公園?内には、東屋?と宇佐市の観光案内と
分寺橋の説明版があります。
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院内にはなぜ石橋が多いの?
 今も美しい3連アーチの姿を見せるこの分寺橋など、院内町には、多くの石橋が残っています。九州は特に石橋が分布している地域ですが、それは豊富な石材とそれを活かした石工の存在が大きな理由です。院内町の地形は、谷が多く、橋は欠かせない生活の一部となっており、そのため石工としての技術は村人たちにとって、必要不可欠な技術だったと考えられます。
 石造アーチ橋は北海道から沖縄まで、全国で1700基ほどが現存していますが、九州にはそのうち大部分の1581基が集中しています。九州の中でも、大分県は、484基と特に多く、実に全国の約28%を占めています。
院内町には、県内一の61基の石造アーチ橋が残っており、まさに『日本一の石橋の町』と呼べるでしよう。
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分寺橋(BUJI-BASHI)
市指定有形文化財(昭和57年3月19日、旧院内町指定)

 この橋は、大正初期に架設されましたが、昭和20年に戦時中の必要性から大改修がされた、3連のめがね橋です。
 戦争の真っ最中に改修されたにも関わらず均整に彫刻された石がていねいに積み上げられています。

この説明板の下にあるものは、分寺橋の水切台を実物大で再現したものです。
水切台
川の上流に向かって三角形になっているのは、橋にかかる水の抵抗をやわらげるために工夫・加工されたものです。
 
っと書かれてありました。説明版の下が”水切台”だったのですね。
写真を撮って時、説明版の下もなんだろう?と気にはなっていたのですが、
まぁ、いいか!と撮らなかった。
 
いつも現地では、ふんふん、そうなんだぁ~っと写真を撮って、
いつも、帰ってからゆっくりと撮った写真から文字にしてます。
 
なので、現地では書かれてある説明を曖昧に読んで、
帰ってから気づくことが多く後悔します。
 
 一部分を拡大してみました。
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石供橋(めがね橋)の各部名称の説明が図で描かれてありました。
これを見ると、当時、こんな技術があったんですね。
昔の人って本当に凄い!といつも関心させられます。
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いつもの様に愛車を入れて記念に!
 
傍には、
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何かの碑が建ててありました。
写真を撮って帰ってから調べようと思いましたが、
文字を読み取ることができなかった。
 
更に、この碑の傍には、
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綺麗な銀杏の木が一本ポツンと。
夕日に照らされて綺麗でした。
 
この日の予定ルート
西椎屋地区の風景(6:32)→福貴野の滝の紅葉(7:25)→大建寺 深見五重塔(10:05)→仙の岩の紅葉(10:34)→大厳寺(10:55)→桂昌寺跡 地獄極楽(11:24)→楢本摩崖仏(12:02)→妻垣神社(12:19)→妻垣神社付近のイチョウ(12:46)→鳥居橋(13:07)→福貴野の滝の紅葉(13:56)→福貴野地区の風景(14:49)→余の滝(15:10)→飯塚橋(15:49)→分寺橋→(15:57)→宇佐のマチュピチュ展望所(16:14)→由布岳(16:59)→由布院の温泉後帰宅
途中、こて絵、下市百穴、下市磨崖仏、福厳寺羅漢橋、御沓橋などが見つからず時間が掛かってしまいました。
 
 
 

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