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映画「あなたへ」ロケ地(長崎県平戸市薄香) [ドライブ・観光地]

高倉健にとって6年ぶりの主演映画「あなたへ」は205本目の主演映画となります。
そのロケ地が長崎でも行われると聞き、前々から尊敬する高倉健さんとはいつか会いたかった、

実物をこの目で見てみたいという思いが膨らみいろいろと情報を集めました。
1931年2月16日生まれの高倉健さんは、現在82歳(撮影時80歳)というお年を考えると・・・。

しかし、長崎でのロケが終り、長崎県平戸市にある小さな港町「薄香地区」で行われたと聞いてショックを受けました。

長崎だと聞いていたので、長崎市の方面ばかりの情報を探してました。
その平戸市・薄香港では、2011年(平成23年)10月29日から8日間の撮影が行われたそうです。

小さな港の町で、昭和の町並みが残る薄香地区だそうです。

映画を見て、訪れるつもりだったのですが、ロケ地に訪れるファンが多いと聞き、時期を外してファンが少なくなってから訪れることにしてました。が、日曜洋画劇場で地上波初で8月18日(日)に放送(ちょっと早い気もするけど・・・。)され訪れることにしました。
それに現在、ロケとして使用された、濱崎食堂の建物には、看板と暖簾などが飾られてるとの事もあって、それが無くならない内に訪れようと思い、ちょっと遅くなったが約1年越しに訪れることにしました。

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長崎県平戸市 薄香地区にある写真館。
 
あらすじ

富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二に、亡くなった妻・洋子から届いた絵手紙。そこには今まで知らされることの無かった“故郷の海に散骨して欲しい”という洋子の想いが記されていた。
その真意を知るために、故郷へ向けて車で一人旅を始める英二。その旅は富山から始まり飛騨高山、京都、瀬戸内、北九州、門司、そして洋子の故郷である長崎県平戸の漁港・薄香へと続く。
風光明媚な地で出会うさまざまな人々と、さまざまな人生。出会いと別れ。そしてそれは英二が洋子の深い愛情に改めて気付かされる旅でもあった。
 
私が住む福岡からだと、片道約120k、2時間40分ほどで、
 
ロケ地へ着くので、朝6時ごろ出発しました。
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田平町側から眺める平戸大橋です。
 
平戸へ訪れると必ずここへ立寄って写真を撮ります。
 
平戸大橋を見ると、平戸へキター!と実感します。 
 
↓おまけです。
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昔、平戸の夜景を撮りに訪れた写真です。
美しい橋ですね。
 
平戸大橋は、平戸島と本土部を隔てる平戸瀬戸に架かる
 
朱色の吊り橋で、晴れた日は美しい姿を見せてくれます。
長さ665m、幅10.7m、高さ30m(桁下)
 
映画の中では、長串山公園の駐車場広場で英二が休憩するシーンが、
 
撮影されてましたね。
2012_05050091.jpg
長串山公園です。
 
以前、ツツジの季節に訪れた時の写真なので、
 
角度が違ってますが、この広場で英二がキャンピングカーを停め、
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体を休めるシーンが撮影されています。
 
標高234mの眺めは、北九十九島が望め、
 
例年4月初句から5月初句(ゴールデンウィーク)まで、
 
「長串山つつじ祭り」が開催され、色鮮やかなツツジを楽しむことができます。
ここからの夕日も絶景で美しいです。
 
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英二が運転するキャンピングカーが走っていくシーン。
 
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こんな感じで英二も景色を眺めたんでしょうね。
 
平戸に着いたら、平戸城の下にある「平戸観光交流センター」で休憩です。
 
ここは大駐車場とレストハウス内に観光協会があり、
 
今回は、「あなたへ」の情報集めも含め立寄りました。
 
平戸を初めて訪れる方は、立寄って見てください。
 
この他に「平戸港交流広場」にも無料の駐車場があり、
 
駐車場入口には、観光案内所もあります。
 
[ひらめき]以前から、駐車場付近が整備され、
 
いつかは有料化になるだろうと思ってたら、
 
2015年4月1日(水)より、有料化になりました。

料金 最初の2時間 無料
以降 30分毎   100円
24時間毎最大 1,500円
営業時間 24時間営業
 
お財布に優しい駐車場と思ってたのに残念です(;>_<;)ビェェン。
 
私の場合、個人のHPで観光地(更新など)の紹介用に、
 
写真を撮りに訪れてましたが、
 
これからは、訪れることができなくなってしまい、
 
更新できなくなってしまいました。
 
私にとって平戸は想いで深い場所で、
 
学生の頃から訪れてた地でした。
 
残念!です。
 
って言っても料金は安いですヽ(^o^)丿。
 
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平戸観光交流センター(平戸観光協会)です。
 
車を停め入口に向かってると?見たことのあるポスターが、
入口にありました。
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ポスターやチラシにも使われている「富永写真館」のポスターです。
 
中へ入ると、
 
思わず、かわいい!!っと言ってしまいそうな
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倉島英二(高倉健)と洋子(田中裕子)の大きなパネルがありました。
 
受付の女性の方に映画「あなたへ」の事を聞こうと思ってたら、
 
これが目に飛び込んできました。
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階段下に、平戸市薄香地区 ロケ地
 
映画「あなたへ」と・・・。
 
これは見ていかなければと思いました。
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階段の途中には、北九州市の関門橋でのシーン。
 
ここは、私の住む街からも、そう遠くはないのと、
場所も特定できているので、また、今度と言うことで・・・。
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数は少ないのですが、ロケ地の写真と、
 
なぜか?高倉健さんの肖像画が飾られえてありました。
 
本当は、一つ一つ写真を撮りたかったのですが、
 
窓からの強い日差しで上手く撮れなくて、途中で諦めてしまいました。
 
その中で、一番いいなぁと思う物がこれでした。
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田島耕作(高倉健)と子役の風見武志(吉岡秀隆)
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1980年3月15日に公開された、映画「遥かなる山の呼び声」で、
 
一本の木の根元で二人仲良く寝そべるシーンでしたね。
 
数年前、北海道へ訪れた時、ここへも訪れましたが、
数十年も経ってしまっていたので、ロケ地の面影も変わり果てて、
場所が特定できなかった。
 
あまり、ここで時間を潰してもと思い、
観光案内で「平戸薄香ロケ地マップ」を頂いてロケ地へ向いました。
 
空を見上げると、真っ青な青空に真っ白な雲がモクモクと、
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真っ青な青空に平戸城と白い雲の情景が良かったのでパシャ!
 
今日も、暑くなりそうです。
 
県道19号線をカトリック平戸ザビエル記念教会方面へ進むみ、
薄香入口の信号から右折します。
 
この辺りから、曲がり角には大きな道案内がありますので、
それに沿って進むと薄香地区に着きます。
 
 右折し県道200号線を約350m進むと、
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こんな場所に着きます。
 
↑奥に見える建物は、薄香越公民館です。
 
上の写真の大きな道を右を進むと、薄香簡易郵便局へ。
 
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道案内のあるわき道を進むと、
 
この写真の奥側の道路、カーブミラー付近から薄香地区の港の景色が、
 
見下ろせ、映画「あなたへ」の写真が展示してある
「薄香港フェリー待合所」を通って行けます。
 
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英二が薄香地区へ入る前のシーンで撮られた薄香港の景色です。
 
現在は、雑草が生え、左の1本の木が分かりづらいですが、
 
大体、この辺りから撮影されてると思います。
 
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アップでもう一枚です。
 
薄香地区のシンボルの赤い灯台も望め、
 
その下の辺りが英二が車内泊で車を停めていた場所です。
 
写真には写ってませんが、その左側に、
 
映画「あなたへ」の写真展がある「薄香港フェリー待合所」があります。
 
更に、ここからちょっと上がった場所からの景色が、
 
英二が薄香地区を去っていく日、
 
車内で退職届を封筒に入れるシーンの前、
 
6隻に漁船が出港していくシーンで撮影された場所だと思います。
 
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アップにしてみると、
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大体、この辺りから撮影されたと思います。
 
薄香越公民館から少し下ったカーブ付近です。
 
この日は、最高の天気で最高のロケーションで景色も綺麗でした。
って、これを狙ってこの日に訪れるのを決めました。
 
更に、坂を下っていくと、左側に大きな船が見えてきます。
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平戸鉄工造船(株)です。
 
更に、坂道を下っていくと、左側に建物が見えてきます。
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薄香港フェリー待合所です。
映画「あなたへ」写真展示場になってますので寄ってみてください。
 
後で分かったのですが、この建物の右側で、
英二が車内泊で車を停め、ロケが行われた場所でもありました。
「濱崎食堂」からは随分と離れてました。
 
映画の中では、食堂の近くだと思ってましたが、
現地へ訪れると分かりますね。
 
待合所へ入ると、中はムッ!とした暑さで、
数秒で汗だくになってしまいました。
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映画「あなたへ」写真展の様子です。
 
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置くには、かわいらしい倉島英二(高倉健)のパネルもありました。
 
かわいいですよね(^^_)ルン♪。
 
ここで、記念撮影するのもいいですね。
 
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祝 第36回モントリオール世界映画祭

エキュメニカル賞特別賞受賞
大切な「あなたへ」送るメッセージが貼られてました。

テーブルの上には、訪れた方々の感想が書かれたノートがありました。
 
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あなたへ新聞記事もありましたが、
 
中がもの凄く暑くて、ゆっくりと読むことが出来なかった。
 
兎に角サウナに入ったような暑さで、
 
天井に扇風機があったので、回そうとスイッチを探しましたが、
 
見当たらず、写真だけ撮って外へ出ました。
 
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記念に買って、薄香郵便局から送ろうと思いましたが、
 
販売先は、平戸観光協会だそうです。
 
寄った時買っておけばよかったと思いました、 
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手作り薄香絵はがき1枚100円
 
平戸観光協会売店にて販売中だって。
薄香地区には、郵便局はありませんが、
薄香簡易郵便局があるので、そこでも売られてるんだと思ってました。
 
そこで、購入しこの日の消印(郵便印)?を押して、
前の宮田商店のポストに投函しようと思ってました。
残念(;>_<;)ビェェン
 
汗だくになりながら写真を撮り、外へ出ると涼しかった。
 
折角なので、薄香港フェリー待合所の前からの景色も撮ってきました。
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空が青いと海も真っ青になり綺麗ですね。
 
平成3年に生月大橋が出来るまでは、ここが生月からの玄関口だったそうです。
 
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突き出た島、名前があるんでしょうか?
 
その右側には3隻の船が見えます。
 
地図では、三池造船所とあります。
 
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三池造船所と平戸市漁業協同組合 薄香事業所が見えます。
 
いよいよロケが行われた「薄香地区」へ。
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平戸薄香ロケ地マップです。
 
いたるところに「ロケ地見学者用臨時駐車場」の案内板がたててありますので、
それに沿って進むと「平戸市漁業協同組合 薄香事業所」 の
裏側へ着きます。
 
薄香港は、くびれたように入り込んだ港でしす。
 
それに沿って進むと、見覚えの建物「濱崎食堂」の前に着きました。
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観光客も少なかったので、その前で、いつものように愛車を入れて記念にパシャ。
 
8月18日でテレビ放送されてからそんなに日が経っていなかったので、
 
初めて訪れたって感じではなく、なんだか懐かしさを感じました。
 
って、「高倉健スペシャル」も含め、何十回も見たから・・・(^o^)ハハハ。
 
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正面から見た「濱崎食堂」です。
 
この食堂で人間模様が繰り広げられますね。
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 実際は、東京のスタジオに、平戸の食堂の様子が再現されて撮影され、
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この建物は外観のみだそうで、中に入ることも出来なかった。
 
食堂と間違えて中に入ろうとする方もいるそうです。
 
が、ここ薄香地区には、
 
食堂も旅館も売店などといった建物もありません。
 
 ・・・
今夜 長崎県を中心とする
九州北部に上陸する恐れが・・・。
(ニュースを見てる奈緒子の傍に多恵子が)
 
奈緒子
    父さんの遭難した時のような
    強か台風やって。
     (戸が開く)
奈緒子
    いらっしゃいませ。
多恵子
    いらっしゃい。
倉島
    こんにちは。
奈緒子
    どうぞ。
倉島
    あっ すいません。
奈緒子
    先ほどは ありがとうございます。
倉島
    あっ いえ。
奈緒子
    今日のおすすめは煮魚です。
倉島
    じゃあ それください。
奈緒子
    はい。
奈緒子
    煮魚定食。
多恵子
    はい。
奈緒子
    本当は 余計作りすぎて 余ったとです。
     (戸が開き、卓也が入ってくる)
    でも すごく美味しかとですよ。
卓也
    こん天気やけん 明日の分も持ってきた。
奈緒子
    他ん事にも そんくらい 気ぃの回るとよかとにね。
卓也
    表の車 お客さんの?
倉島
    ええ。
    あっ 邪魔になってますか?
卓也
    ああ・・・ そうじゃなか。
    この辺で 富山ナンバーなんて 珍しかけん。
奈緒子
    ちょっと どかんね。
     (卓也を押しやる)
    はい。
    お客さん 富山から いらしたとですか?
倉島
    はい。
奈緒子
    散骨をしてくれる船ば 探しとっとですよね。
倉島
    ええ。
奈緒子
    なんで 薄香の海なんですか?
倉島
    ええ この場所の出身だったんです
    女房が。
奈緒子
    ああ そうやったとですか。
倉島
    あの・・・。
     (紹介された紙(南原からの紹介)をポケットから取り出し)
    「大浦吾郎」さんって方 ご存知ですか?
卓也
    うちのじいちゃんやけど。
倉島
    あの・・・ もし船に困ったら
    この方に相談するようにって 言われたんですが。
卓也
    なんて人ね。
倉島
    ええ・・・ 南原さん。
    釣りに来た事があるって 聞いてます。
     (多恵子がテーブルに食事を持ってくる)
卓也
    釣りで?
倉島
    はい。
卓也
    じいちゃんの知り合いやろか?
多恵子
    はい どうぞ・・・。
     (手紙を覗き込む)
奈緒子
    紹介者もいるけん 船ば出してあげんね。
     (多恵子、そのメモの直筆が旦那のものと)
奈緒子
    大体 組合長が ろくに話も聞かんで断ったとよ。
    こんままじゃ 薄香の漁師は 薄情だって事になるばい。
卓也
    漁港のことで 俺に逆ギレされても・・・。
奈緒子
    なんとかしてあげんばって 思わんと?
卓也
    そりゃあ思う・・・ばってん
    一応 船頭のじいちゃんに 聞いてみんと。
奈緒子
    思うとなら なんとかせんね。
卓也
    わかった。
     (この後、雨の中倉島と卓也が吾郎の家へ向う)
    今回、吾郎の家の中の撮影は出来なかった。
    3月頃までは、家の中を見ることが出来てたそうですが、
    家の方が、留守に出来ない、どこにも行けないなどの理由で、
    現在は、見ることが出来なくなってました。
    本当に残念でした。
 
この濱崎食堂、映画で出てきた外見とちょっと違うと所がありますね。
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横から見ると、1階の張り出した部分が無く、空き地の様なスペースになってました。
 
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建物の側面には、ロケの写真が飾ってあります。
 
この写真から見ても、食堂の外観が違うのが分かりますね。
 
折角、訪れたので、ロケ地以外の薄香地区の写真も撮ってきました。
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訪れた日は、天気がいい日を選んで訪れました。
 
真っ青な空だと海の色がマリンブルーで美しいからです。
 
加えて、真っ白な雲があることで、更に美しさが増しますね。
 
濱崎食堂から見た薄香港を左から、
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奥に見える階段付近が、船で散骨へ向うシーンに使われた場所です。
 
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小さな港ですが、たくさんの漁船が停泊してました。
 
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こうして見ると、美しい港町ですね。
 
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薄香地区のシンボル的な赤い灯台も望めます。
 
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よくシーンで出てきましたね。
 
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濱崎食堂から見た町並みです。
 
ロケが行われた場所もちょっとだけだったので、
マップを見て覚えていたのですが、
 
数分も経たないうちに、
 
散骨で使われた漁船の名前が浮かんでこなく、
 
ウロウロと漁船を撮りながら思い出すかもしれないと歩いてると、
 
向こう側から観光客らしい方々が、
 
海面を見て何か騒いでいたので、何なんだろうと、
 
後で聞いて見ると、クラゲを間近に見たことが無かったようです。
 
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こんなクラゲがたくさん泳いでました。
 
観光客と地元の方が話されていたので、
 
漁船のことを聞くと「そよかぜ」と教えていただき、
 
あそこに停泊してる船がそうだと教えてもらいました。
 
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船頭の吾郎(大滝秀治)にお願いし、散骨で乗った漁船ですね。
 
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ある日、亡き妻洋子から遺した絵手紙が届く。
そこには「故郷の海を訪れ、散骨して欲しい」との思いが記されていた。
 
写真を撮りながら、実際、どの辺りでロケが行われたんだろうと、
戻りながら探していると、先ほどの観光客と地元の方が、
まだ、話されていた。
 
私も傍に行き、何を話されているんだろうと聞いて見ると、
当時のロケの話でした。
 
私も、そこに加わり、散骨を終えて、
英二(高倉健)と吾郎(大滝秀治)とのシーンの事を聞いて見ると、
なんと!目の前でした。
 
映画の中では、もっと広く大きな港だったような感じだったので、
分からなかった。
良くあることですね。
 
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ロケの場所は、向かい側、濱崎食堂の斜め左側付近です。
 
よそかぜがここに停泊していた写真を撮ったので、これを使いました。
 
卓也が港で船を掃除・・・。
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多分、英二(高倉健)が座ってた係船柱(ボラード)だと思います。

卓也
    奈緒子に 船ば出すって言うたら
    自分の事のように喜んで。
    おかげで仲直り出来そうです。
倉島
    2人のおかげです。ありがとう。
卓也
    俺ね。奈緒子ば 幸せにしてやりたかとですよ。
    7年前 あいつが高校3年の時
    父親が遭難したんです。
    遺体のあがらんで あいつ
    港で毎日 捜索の船 待っとりました。
    そん時の顔 今でも よう覚えとるとです。

    それなのに あいつは こん海が好きだって言います。
    漁師の俺と 結婚ばしてくれます。
倉島
    優しい人と一緒になるんだね。
卓也
    はい。
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ここから英二(高倉健)が散骨に行くために船に乗り込み、
 
散骨に海へ出る日

奈緒子
    こい 私と母さんから。
    (花を渡す。)
倉島
    ありがとう。
奈緒子
    卓ちゃん 気ぃつけてね。
卓也
    任せろ。

吾郎
    おい! 出るよ!
    出航!

海へと出て行く。 
 
帰って着た場所もここですね。
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逆から見た様子です。
 
その日の夜のことだった。
散骨のために、船を出してくれた漁師に
お礼を伝えるシーン。
地元の漁師との最後の会話だ。

相手役の漁師を演じるのは「大滝秀治」87歳
高倉が尊敬するベテランだ。
 
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英二(高倉健)が散骨を終えて、船から降り、階段を上ってきましたね。
 
散骨を済ませて港に帰って
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倉島
    大浦さん。
    お世話になりました。
     (封筒に入ったお金を渡そうとするが)
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吾郎
    おい! おい!
    油代だけ もろとけ。
卓也。
    はい。
吾郎
    久しぶりに きれいな海ば見た。
     (そういって、去っていく。)
卓也
    倉島さんと一緒に飲もうや。
奈緒子
    えっ!
    そっとしといてやらんね。
    まったく 気のきかんとやけん。
 
倉島 海を眺めながら 一人 思いにふける
 
高倉健スペシャルでは、このシーンの撮影後、
 
健さんが泣いてましたね。
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 本番後、高倉は泣いていた。
 

高倉健
お疲れ様でした。ありがとうございました。

大滝秀治
ありがとう、ありがとう
と握手を交わす。
本気で大滝の演技に向き合った時、
高倉の心をよぎったものは、なんだったのか?

高倉健
大滝さんのセリフで
あの一見 静かで平和そうに見える
港で暮らしている漁民の人たちの
悲しみと喜びというかね

いつも美しい海じゃないんですよ
ということを言ってるわけでしょ。

もう私は長い間 生きてきて
いっぱい見てきたということだよね。

僕はやっぱり突き刺さりましたよ。

あれで英二が ばっと心が
よし俺も共犯者になってもいいと思ったね。

僕は ばっともろに感じた。

言い方と この気迫で
こんなにセリフが
変ってしまうんだという
「久しぶりに美しい海を見た」なんて
つまんねえセルフ書きやがるなとか
思ってたんだけど
ああ変ってしまうというのはね
・・・
やっぱりびっくりしたね 僕
テーマですよね この
 
 
映画のシーンでは、港から数隻の船が出港していきますね。
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この付近から撮影されたと思います。
 
2013_08210349.jpg
アップでも・・・。
 
英二(高倉健)と吾郎(大滝秀治)とのシーンが撮影された場所の後は、
 
地元の方(娘?嫁?)が、おばあちゃんが詳しいのでと、
 
おばあちゃ~んと呼び、家の車庫に居たおばあちゃんを呼ばれ
 
しばしロケの話をしてくださいました。
 
その後、町外れの「富永写真館」まで案内してくれる事になり、
 
私もいっしょにと誘ってもらいました。
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傘を持たれてるおばあちゃんが案内してくれた方です。
 
首に巻いてるタオルの巻き方がおしゃれでした。
この暑い日差しの中、親切に案内してくださり、
本当に感謝!感謝で一杯でしたヽ(^o^)丿。
 
この建物の映画の中では薄香郵便局として登場しましたが、
実際の建物は薄香公民館です。
この入口の右側にポストが設置されてましたね。
 
英二(高倉健)が薄香に着いて、最初に訪れた郵便局ですね。
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亡き洋子が書いた絵手紙のもう一通の「局留め郵便」を、
 
受け取りに行った郵便局。
 
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郵便を受け取り、絵手紙には一言
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「ありがとう」
としか書かれてなかったですね。
(背景には、手押し車のおばあちゃんに漁船が通ってましたね。)
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この後に出てくる白い灯台は、
 
ここから約126km(国道206号線)離れた伊王島の灯台です。
 
長崎自動車では約143kmあります。
 
そして、退職届を出しに最後に訪れた郵便局でしたね。
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こんな感じでキャンピングカーを停め、
 
ポストに投函しましたね。 
 
観光客の方は川越ナンバーの車でした。
川越って、埼玉県の川越市!遠くから来られたんですね。
 
写真館まで行く間、当時ロケが行われた場所の様子などを、
説明されながら富永写真館まで一緒に行きました。
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こちらが、薄香地区にある「薄香簡易郵便局」です。
先ほどの公民館から直ぐの場所にあります。
 
高倉健スペシャルでも出てきました。
 
高倉健
窓から撮影の様子を見てる方に、
”仕事をしろっ”と声を掛けるが、子供だった。
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子供たちから、”仕事ありません”とかえってくる。
健さんは手でOKとかえす。
 
一度、富永写真館までみなさんと一緒に行きましたが、
私は、ゆっくりと写真を撮りながら、
また、映画の中のシーンを思い浮かべながら見て回りました。
 
映画の中で、英二(高倉健)が富永写真館へ向う道を辿ってみました。
 ↓
濱崎食堂の右の路地から向ったと思います。
そこから辿って見ました。
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再び、濱崎食堂に戻り、
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この道を通って行ったと思います。
 
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懐かしい昭和の風景が残っています。
 
昔、こんな感じの裏路地が多かったですね。
 
高倉健もこの風景を見たと思います。
 
2013_08210221.jpg
この先、向こう側から撮影されたと思います。
 
2013_08210218.jpg
これが実際にシーンに出てきた町並みです。
 
少し違うのは、映画の中では、中間付近に、
1階の茶色の家の部分が突き出てましたね。
あれもセット!だったのでしょうか?
 
英二(高倉健)がここを歩きながら、
 
(町内のアナウンス)
「こちらは 平戸市役所です」
「本日 午後1時より 薄香公民館において」
移動診療所が開かれます。
「けがをされた方 体調を崩された方は
公民館の方までお越しください」
 
写真手前のT路地を左に曲がると、この路地へ
2013_08210211.jpg
写真は、薄香簡易郵便局側から撮ったものです。
 
2013_08210149.jpg
案内してくれたおばあちゃんが、この路地裏を見ながら、
 
何か説明されてましたが、写真を撮るのに夢中だった私、
 
聞けなかった(;>_<;)ビェェン。何だったんでしょうね。
 
2013_08210210.jpg
宮田商店のある薄香バス停と、
2013_08210150.jpg
薄香簡易郵便局へと出てきます。
 
高倉健スペシャルで、
 
薄香バス停で、バスが停まってる時、バスに乗り込もうとする健さん。
無題86.jpg
高倉は、撮影の空き時間、しばしばおどけてみせる。
 
2013_08210200.jpg
英二(高倉健)がここを通っていきますね。
 
バスのベンチにはおじいさんとおばあさんが座り、
商店の前では、掃除するおばあさんがいましたね。
 
その内、郵便局のバイクが通っていきますね。
案内してくれたおばあちゃんが教えてくれました。
2013_08210207.jpg
ここを通って、富永写真館へ向います。
 
英二(高倉健) の後姿を見てると、
この道で間違いないのかな?
掃除してるおばさんに聞いてみよう
そんな不安げな足取りで・・・。
 
それにしてもこの町並み、本当に懐かしく感じました。
昭和の頃、こんな風景ありましたね。
このお店も、駄菓子やだったら・・・。
2013_08210151.jpg
映画を思い出しながら写真館へ向いました。
2013_08210196.jpg
英二(高倉健)が向こう側から歩いて来ますね。
 
右側車の止まってる場所で、民家の方が乾し作業?をしてましたね。
倉田
    こんにちは。
作業をするおばさん。
    ああ こんにちは。
2013_08210191.jpg
この橋を渡って、
2013_08210199.jpg
アングル的にこんな感じでしたね。
 
2013_08210189.jpg
こんな感じで案内があります。
 
2013_08210157.jpg
高倉健スペシャルで、ここからの風景を見て、
 
これはこれでまた何か
いい絵だね。って言ってましたね。
 
2013_08210159.jpg
町外れにある「富永写真館」です。
 
何と言っていいのか?
良くこんな場所を見つけ、この映画のラストシーンとしましたね。
2013_08210161.jpg

偶然目にする妻の写真に、どんな思いがこみ上げるのか?
2013_08210034.jpg

台詞は一言しかない。
image3_1.jpg
「ありがとう。」
 
っと一気に演じきった!。

 
image19.jpg
 
2013_08210181.jpg
 私も記念に高倉健さんと同じポーズで撮ってもらいましたが、
 
上げた足が逆で右足でした(^o^)ハハハ。
 
高倉健スペシャルで、
2013_08210182.jpg
 
高倉
    これは降さん 作ったものですか?
監督
    ええ そうですよ
    その辺のドアとか
 
2013_08210164.jpg
写真に近づき、
image13.jpg
このぐらい 行きたくなりますよね。
 
っと、健さんが話してました。
 
2013_08210166.jpg
写真館の前には、ベンチと写真が展示してありました。
 
2013_08210171.jpg
この場を直ぐに離れられず、いろんな想像をしながら、 
2013_08210180_1.jpg
写真を撮ってきました。
 
この後に出てくる白い灯台は、
image11.jpg
ここから約126km(国道206号線)離れた伊王島の灯台です。
 
長崎自動車では約143kmあります。
 
2013_08210248.jpg
花壇に水をあげてたいた地元の方からも聞きました。
 
その方は、港から6隻の漁船が出港していくシーンの撮影で、
 
船を出したそうです。
 
お礼に、タオルしか貰わなかったそうです。
 
高倉健スペシャルで、 
2013_08210079.jpg
高倉健さんが階段を下りてきてましたね。
 
この日は、地元の墓地を回っていた。

どちらに行かれたのですか?
image20.jpg
高倉健・・・教えない。っと笑って答えた。
 
2013_082101099.jpg
健さんがこのお墓を見て・・・。
 
高倉健スペシャルで、
image14.jpg
 
高倉健
    見て
綾瀬はるか
    はい。
高倉健
    ここのお墓は毎朝ああやって
    花をあげるんだよ 朝
綾瀬はるか
    はぁ~ かわいいですね。
高倉健
    全部あげるの すごいよね。
    びっくりして 何かきょう記念日?って言ったら
    いいえ 毎朝あげるんだって
綾瀬はるか
    ふぅ~ん
高倉健
    それほど大変だってことでしょう
綾瀬はるか
    高倉健が何を伝えているのかが分かったように、
    高倉健の顔を見る。
高倉健
    船出したら
    何が起きるのか分からないという
綾瀬はるか
    あぁ~なるほど
 
っと、健さんが懸命に説明してましたが、綾瀬はるかは、関心がなかったように見えます。
 
今日は、めちゃ!暑かった。
日焼け止めしてても、露出している手や足、
そして、首元部分がヒリヒリと痛かった!
 
でも、この日は素晴らしい景色が広がってました。
 
平戸市漁業協同組合 薄香事業所へ向ってると、
2013_08210275.jpg
素晴らしい景色と出会いました。
 
この景色を見ながら、ここで、昼食することにしました。
 
2013_08210279.jpg
真っ青な青空にコバルトブルーの海
 
美しい港ですね(^^_)ルン♪。
 
2013_08210001.jpg
薄香地区のシンボル的な赤い灯台です。
 
良くシーンで出てきましたね。
2013_08210054.jpg
記念に愛車と赤い灯台(o^^o)。 
2013_08210051.jpg
 
2013_08210277.jpg
赤い建物が「平戸市漁業協同組合 薄香事業所」です。
 
ここでもロケの撮影が行われましたね。
 
その奥には、
2013_08210029.jpg
3隻の船が見えます。
 
地図では、三池造船所とあります。
 
2013_08210281.jpg
うわぁ~見てください。こんなに透き通ってます。
 
綺麗な海ですね(^^_)ルン♪。
 
2013_08210282.jpg
薄香港方面です。
 
左にある円形は何かの跡?
 
2013_08210287.jpg
薄香地区です。
 
海面に青空が映り込み綺麗です。
 
2013_08210305.jpg
ロケ地見学者用臨時駐車場です。
 
高倉健スペシャルで多くの見学者・町民の方々が集まってましたね。
 
2013_08210306.jpg
ロケ地見学者用臨時駐車場とロケ地マップです。
 
平戸観光交流センター(平戸観光協会)に停まってた、
 
足立ナンバーのバイクも後から来られました。

2013_08210303.jpg
平戸市漁業協同組合 薄香事業所です。
 
2013_08210327.jpg
海難者供養之碑もありました。
 
2013_08210296.jpg
建物の内部の様子です。
 
当たり前なのですが、セットもなく殺風景ですね。
 
2013_08210294.jpg
 がらぁ~んとしてて、
2013_08210298.jpg
今日は、お休み?だぁ~れもいなくて活気がなかった。
 
2013_08210313.jpg
嵐の中、英二(高倉健)が散骨するために船をお願いしに来た漁港です。
 
image15.jpg
 
事務員(石倉三郎)
    こん時化ん中で 船ばチャーター?
    嵐の接近しとるけん それどころじゃなかですよ。
     (奈緒子がやってくる)

おお 奈緒ちゃん ごちそうさん。

奈緒子
    どうも。
倉島
    あの どっかで 散骨出来る船を チャーター出来るとこを
    ご紹介頂けるかどうか という事なんですが・・・。
     (二人の会話の様子を奈緒子が見てる)
事務員
    散骨? 例の 遺骨ば海に撒くってやつですか?
倉島
    ええ。
事務員
    生け簀もあるし 定置網もあるし
    勝手に撒かれちゃ 困っとですよ。
倉島
    いや ご迷惑のかけないところで やりたいと思ってますが・・・。
事務員
    まぁ 一応 組合長の ちょうどおるけん
    相談ばしてみます。
倉島
    お願いします。
 
・・・
 
地元の漁師
    康栄丸が まだ戻っておらん!
    また 7年前んごたる遭難は もうたまらん!
    大丈夫。五島の平港に避難しとる。
    ああ それなら安心たい。

(奈緒子の傘が風で飛ばされる)
 
奈緒子
    あっ!
 
(倉島が駆けて、傘を拾う)

奈緒子
    すみません。
倉島
    いいえ。
奈緒子
    ありがとうございました。
 
・・・
 
事務員
    やっぱ そげんこつの紹介は 組合としては難しかとですたい。
倉島
    そうですか。
事務員
    ええ。
倉島
    ありがとうございました。
事務員
    いや・・・。

(その様子を、奈緒子が眺めてた)
 
2013_08210309.jpg
高倉健さんもこの景色を見たんだぁー。
 
きっとそうだ!っと勝手に決め付け写真を撮りました。
 
2013_08210307.jpg
高倉スペシャルで、
 
高倉健さんと綾瀬はるかさんがここに立ってましたね。
 
2013_08210324.jpg
 
2013_08210332.jpg
ちょっとお邪魔して、階段を上がった場所(踊り場?)から眺めた薄香港です。
 
うわぁ…きれいぃ~~~(^^_)ルン♪
 
とっても綺麗で素晴らしい景色が広がってました(^^_)ルン♪。
 
英二(高倉健) が船を出してくれそうなお店を頼って
 
ロケ地案内になかったので、私がここかな?って思った民家です。
 
現在も、入口にポスターが貼られて、外見からそうかな?と・・・。
2013_08210098.jpg
向かいに見える白い民家の右側の建物の入口に、
 
ポスターが貼られている家です。
 
先ほどのおばあちゃんに合えれば聞くんだったんだけど。
 
釣船の店主
    予約も入っとるし
    外洋に出るとなら
    ボートじゃなくて
    太か船じゃなかとや無理たい。
倉島
    あの・・・チャーターのお金も 準備してあるんですが。
店主
    お金じゃのうて。
    そげんとは あとで何言われるか わからんと。
    勘弁してほしか。
倉島
    わかりました。
 
最後に、薄香に居た時、英二(高倉健)が
キャンピングカーを停めて車内泊した場所。
 
初めは、濱崎食堂の前だと思ってましたが、
キャンピングカーを停められるほどのスペースもなく、
映画の中で、道路の標識と背景に灯台の明かりが見えていたので、
 
ここかな?と勝手に想像して、
2013_08210005.jpg
英二(高倉健)が薄香地区に訪れ、キャンピングカーを停めていた場所。
 
最初、写真展に車を停めた場所でした。
その時は、まったく気づかず、帰り際に気づき、写真を撮るのを、
忘れて帰ってしまいました。
 
濱崎食堂からは約360mも離れてます。
奈緒子や多恵子は、ここまで歩いたんですね。
って、設定は?
 
でも、3つ目の撮影場所が分からなかった。
夜、英二(高倉健)が座ってた二つある奥の係船柱(ボラード)
赤い灯台が見えるんですよね。
 どこだったんでしょうね?
 
嵐の夜、車内で洋子の骨壷を・・・。
 
窓にノックの音が。

倉島
    ・・・はい。
奈緒子
    母さんが 今晩は うちに泊まりませんか? って。
倉島
    いえ 自分は
    ここで大丈夫です。
奈緒子
    こげん日は 人の厚意ば受けんと!
    台風が直撃したら 死んでしまいますけん。
 
2013_08210125.jpg
(倉島、食堂へ泊まる)
 
倉島
    いや・・・ すいません。
奈緒子
    どうぞ。
     (タオルを手渡す。)
    すいません。 あいつ
    調子んよか事ば言ったくせに。
    明日 もういっぺん 私がガツンと言いますけん。
倉島
    いえいえ。自分の頼み方が
    悪かったんですから。
    すいません。
多恵子
    上に用意ばしましたけん。
倉島
    いえいえ!
     (店内を見渡し)
    自分は 本当に
    こちらで結構ですから。
多恵子
    いや でも・・・。
倉島
    本当に こちらで十分ですから。
    ありがとうございます。
     (店内の座敷へ)
image16.jpg
    階段の明かりが点き、多恵子が降りてくる。
    冷蔵庫からつまみの様なものを取り出し、倉島に近づき。
多恵子
    すいません 眠れんで。
    少し付き合うてくれませんか?
     (一升瓶を持って)
    こいば。
    奥さん おいくつだったとですか?
倉島
    53でした。
奈緒子
    ここには いつまで?
倉島
    13で 島を離れたって聞いてます。
多恵子
    そうですか。
    うちは 松浦の出身ですばってん
    夫が 2つ下ですけん 知っとったかもしれませんね。
    7年前 こげん天気の日に 漁に出て帰ってこんでした。
     (二人お酒を飲む)
多恵子
    はぁ・・・。
    海難事故は 遺体のあがらんでも
    3か月で 死亡認定が下りるとです。
    だから うちん人のお墓には 遺骨は入っとらんとですよ。
    大浦吾郎さんば
    紹介してもろうた方とは
    どういうご関係なんですか?
倉島
    旅の途中で知り合いました。
    ご存じの方ですか?
多恵子
    いえ・・・。
    うちにも 釣りのお客さんが お見えになりますけん
    知っとる方かと・・・。
    明日 うちからも
    頼んでみますけん。
倉島
    大浦さんは・・・
    自分が まだ迷いがあるんだと
    わかってらっしゃるんだと 思います。
    女房が死んでから これが届きました。

    どうして 生きてるうちに 言わなかったんだろう。
    女房にとって 自分は なんだったんだろうって
    そればっかり考えながら ここまで来ました。
多恵子
    夫婦やけんって 相手の事が 全部分かりはしません。
    奥さんが言わんかった訳なんて どうでもよかじゃなかですか。
    これば頼りに
    ここまで来たって事で
    十分じゃなかですか?

    すいません 勝手な事ば言うて。

    あれ~ 風の少し弱なったみたい。
     (窓の外を見ながら)
    きっと奥さんを こん海に
    かえしてあげられますばい。
 
 
2013_08210005.jpg
散骨へ海に行く前の晩
撮影時は、道路にキャンピングカーを停めて撮影されたようです。
多恵子が歩いてくる時、道路の標識が見えたので・・・。
 
image8.jpg
多恵子
    こんばんは。
    晩飯 まだですよね?
    船 よかったですね。
倉島
    おかげさまで。
多恵子
    明日は きっと
    静かな海になりますよ。
     ・・・どうぞ。
倉島
    すみません。
多恵子
    どうぞ。

    うちん人も こん海で
    漁師だけやっとれば よかったとです。

    妙な もうけ話に乗って 借金ば作って
    そいば返そうと焦ったのが ようなかったとです。

    保険金で借金ば返して 残ったお金で
    釣り船屋を食堂に変えたとですよ。
    バカな人たい。

    命の代わりに残したとは あぎゃん店なんやから。

    お願いがあります。
     (倉島に写真を渡す。)

    うちん人に見せたかとです。
    明日
    海に流して頂けませんやろか。
    そげんすれば
    あん人に届くかもしれんけん。
倉島
    わかりました。
多恵子
    お願いします。
    背景に赤い灯台が・・・。

この時、倉島は、多恵子の旦那が南原だと分かったのでしょうか?
 
英二(高倉健)が薄香地区を出て行くシーン
 
翌日、退職届を封筒に入れ、
薄香を離れるが・・・。

映画の中では、車を停めてる薄香港フェリー待合所のある右側から、
右折し平戸方面へ向うが
実際は、薄香港 食堂がある方面へ向かい、
(写真を撮るのを忘れた。)
薄香郵便局(薄香公民館)のポストへ投函する。

濱崎食堂から、多恵子が出て来て、不安そうな面影で、
image5.jpg
写真を渡してくれるだろうか?そんな思いで、ターミナル方面を見つめる。

薄香郵便局に立ち寄り、ポストへ投函する。
 
しばらく薄香地区を散策しました。
もっと地元の方々と、当時のお話を聞きたかったのですが、
だぁ~れとも会いませんでした。
そう言えば、交番もなかった。
2013_08210031.jpg
 
2013_08210010.jpg
 
2013_08210016.jpg
英二(高倉健)のキャンピングカーが通ってましたね。
 
2013_08210101.jpg
お魚さんも泳いでました。
 
2013_08210345.jpg
ロケ地めぐりをし、約3時間ほど居ました。
 
この後、平戸市にある崎方公園内にある天満神社、なかよし広場、平戸市街地を見下ろす展望台へ寄って帰りました。
ここは、高倉スペシャルで健さんがインタビューされた場所ですね。
2013_08210498.jpg
平戸を離れる時、平戸大橋を英二(高倉健)のキャンピングカーが渡っていくシーンは、
どこから撮影したんでしょうね。
高さや平戸瀬戸の大きさからするとここよりもっと高い位置から撮影する場所があったんでしょうか?もしかしてクレーンを使っての撮影?
2013_08210494.jpg
 
 北九州へは、地元からも近いので次回訪れてみようと思います。
image6.jpg
 
今回、映画「あなたへ」のロケ地めぐりで、吾郎の家の中の撮影は出来なかった。
3月頃?までは、家の中を見ることが出来てたそうですが、の方が、留守に出来ない、どこにも行けないなどの理由で、
現在は、見ることが出来なくなってました。
心残りで残念でした(;>_<;)ビェェン。

 
image7.jpg
最後に、この場所ってどこなんでしょうね。
 
どなたかこの場所をご存知でしたらお教えください。
 
やっとこの場所が分かりモヤモヤが消えました。
 
乗鞍スカイラインにある乗鞍マッターホーンだそうです。
 
情報をいただいた方に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
暇を見つけ岐阜のロケ地へ訪れてみようと思います。
 
 
おまけ・・・。
 
「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地
 
映画「幸福の黄色いハンカチ」ロケ地
 
映画「遥かなる山の叫び声」ロケ地
 
上武佐駅跡
 
南中競馬場
 
いぶき館 高倉健展
 
 
 
 
 

コメント(6) 

コメント 6

かたおか しゅうじ

本日、二回目の日曜洋画劇場「あなたへ」を見終わりました。平戸には、森藤食堂の「オランダちゃんぽん」を食べる目的に3年に一回は、北九州市から平戸へ行っていました。
「あなたへ」の映画を見て以来、薄香漁港に立ち寄る様になりました。初めて薄香に行く前に「気ままな・・・」のブログをコピーしガイドブックとしました。これは、最高の薄香漁港ロケ場所の解説書だと思います。そして
私も気になったことが2つありまして~  「3つ目の場所がわからなかった」に関係するのかな? 英二が散骨済ませボトラーに座り、余韻に浸っている場所は・・・フェリー待合所横の、キャンピングカーをよく止める小広場です。そこには、ボトラーは通常ありません。2個のボトラーは小道具だと思います。 根拠として、翌朝、ポストに投函する前のシーンで駐車場所からキャンピングカーが動いた時のシーンをコマ送りにすると・・・
キャンピングカーが動く時に2個のボトラーが確認できます。と同時にキャンピングカーが画面から消えた時に対岸に造船所の船引き上げ場が見えます、あの駐車場には、ボトラーが有ったり無かったりします、確認してみてください。  もう一つは、例の三角山?です。富山と飛騨高山の間にあるんでしょうか?一番気になるところです。長々失礼しました。
by かたおか しゅうじ (2014-09-29 01:33) 

まぁちゃん

かたおか しゅうじ様、コメントありがとうございます。

平戸へ訪れる方は、もりとう食堂のちゃんぽんを食べられますね。

映画「あなたへ」のロケ地のガイドブックとして使っていただき、また、お褒めの言葉「最高の薄香漁港ロケ場所の解説書・・・」、本当にありがとうございます。こうして、見ていただき、また、誰かの役に立ちコメントをいただくことは本当に嬉しいですね。

さて、2つのボラードの件ですが、私も何度も見て、映画のシーンでは、2つのボラードがありましたが、現地には無かったので、あれっ!あのシーンはどこだ!!っと思いました。
最終的に、赤い灯台が見える場所は、ここしかなかったので、ボラードはセットだったんだっと思いました。
私がロケ地薄香地区へ訪れた後、しばらく経ってから高倉健スペシャルが放送され、薄香地区でのロケ撮影は、離れた場所で撮影されてることが分かり、それを上手い具合に繋ぎ合わせてることも分かって、健さんが余韻に浸っている場所は、ここで間違いない分かり、ボラードはセットだったんだ!ということも分かりました。

さて、私のブログの最後に紹介している場所、殺風景な風景に道路、そして左奥に見える三角山のシーンはどこなんでしょうね。印象に残るシーンで場所が知りたくて、いろいろと調べましたが、特定できませんでした。
私のブログを見て、知ってる方の情報を待ってるのですが・・・。誰かこの場所知りませんか?

いろいろと参考になるコメントありがとうございました。
こうして、ロケ地で場所を探しながら散策し、自分なりに探し求めるのも面白いですよね。
by まぁちゃん (2014-09-30 12:01) 

かたおか しゅうじ

(ノ∀`)おはずかしい~ ボラードを「ボトラー」「ボトラー」と誤記しまして申し訳ありません。やはりセットの小道具とお気づきでしたか!私もこのブログを読み返して、ボラード探しに娘と二人で再度、出かけた次第です。一年毎に放映されるとなると、薄香を訪れる人は、まだまだ増えそうですね。私は、北九州市の八幡ですので、、下関の「火の山展望台」には映画を見て、即行って、立ち位置を確認しました。ロケ地巡りが好きなものですから~ この「あなたへ」は、何故か「全国ロケ地ガイド」のサイトには載ってないんですね。ホント!三角山は何処なんでしょうね/(-_-)\
情報来るといいですね!時々覗かしてもらいま~す。
by かたおか しゅうじ (2014-10-01 00:56) 

まぁちゃん

かたおか しゅうじ様コメントありがとうございます。

ロケめぐりは、携帯に録画しそれを見ながらロケ地を回りました。場所が分からない所は、地元の方に聞いたりもしました。
北九州のロケ地も行かなければと思ってますが、中々、出向く機会がなくて・・・。
そうなんですよね。あの「三角山」の場所はどこなんでしょうね。ちょっと気になる場所なので、いろいろとネットで調べましたが見つかりませんでした。こんな場所が日本にもあるのですね。
誰か、情報提供してくれることを待ってます。
by まぁちゃん (2014-10-01 22:01) 

虎岩

三角山は乗鞍スカイラインにある乗鞍マッターホーンみたいですね。
by 虎岩 (2014-11-25 23:42) 

まぁちゃん

虎岩様、コメントと情報ありがとうございました。

乗鞍スカイラインは、訪れたこと(避けて通った)が無かったので分からなかったです。
これで、モヤモヤがなくなりました。

ありがとうございました。
by まぁちゃん (2014-11-26 03:19) 

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